むちうちってどんな症状?それぞれの特徴と治療法を解説

むち打ちで苦痛を抱える女性 ブログ

夏の暑い季節がやってきました。

夏休みを使ってお出掛けをしたり、行楽地へ行ったりなどの予定を立てている方もいらっしゃると思います。友人と、ご家族と、ご夫婦での旅行、帰省、スポーツをしている方はグループやチームで夏合宿もあることでしょう。

そんな、お出掛けや行楽地で楽しい思い出にならなくなってしまうのが「交通事故」。普段は車の運転をしない人も運転をしますので、高速道路や一般道の交通量はいつもより増えてしまいます。ノロノロ運転だからといってイライラは禁物ですよ。


そして帰りの時間帯が重なるので、交通量が自然と増えて渋滞が発生するのは夕方から夜にかけて。
運転される方の疲れもピークでしょう。その瞬間に「魔の手」が現れて車の後ろに「ドンッ」、脇見運転で横から「ドンッ」と追突されてしまっては大変です。

その時に、首を痛めてしまうのが「むちうち症」。そこで今回は、「むちうち症」とはどんな症状なのか、どんな痛みなのか、どんな治療法があるのかを解説していきます。

むちうち 症状

「むちうち症」は交通事故やスポーツなどによる激しい衝突により頚部(くび)に強い衝撃を受け、その周囲の筋肉や靭帯(じんたい)、神経、血管などの組織が損傷し、強い痛みを生じた状態のことをいいます。

  • 首の痛み
  • 肩の痛み
  • 頭痛
  • めまい
  • 吐き気
  • 耳鳴り
  • 首、肩、腕のしびれ

など現れる症状はさまざまです。

「むちうち症」の特徴

「むちうち症」は交通事故やスポーツなどで強い衝撃を受けた時に首周辺の組織を痛めてしまいます。

「むちうち症」は、受傷した直後は痛みなどの自覚症状がないことがあります。しかし、受傷後数日が経過した後から症状が悪化することもあるため、むちうちだと気が付かない場合があります。

交通事故直後でその時に痛みや症状が無かったとしても病院で検査を受けておく必要があります。

「むちうち症」の名前の由来

頚椎(くび)には骨、その周りを支える筋肉や神経、血管などさまざまな組織があります。
諸説ありますが、その組織が受傷した瞬間にムチを打つようにしなるため、「むちうち」と名付けられたそうです。そしてその強い外力によって引き伸ばされ、ひどい場合は断裂することもあります。

軽自動車同士の事故でもお互いに重さは約1㌧もあります。たとえゆっくりとしたスピードだったとしても、約1㌧もの重さが衝突するのですから、生身の人間が受ける衝撃は普通の捻挫とは違うのです。

「むちうち症」の痛みはどのくらい続くの?

「むちうち症」の症状は、痛み、しびれ、頭痛など人によってさまざまです。

症状は負傷してすぐから数日間の間で出てくることがあります。その多くは2~3ヶ月くらいでよくなってくるといわれていますが、場合によってはさらに数ヶ月、数年と長期間に亘りその痛みに苦しめられる方もいます。

それは、以前から首こりや肩こりで悩まされている方や首を痛めたことがある方、また1度「むちうち症」を経験されたことがある方は症状が強く出る傾向があるからです。

首の痛みだけでなく、腰部や胸部、頭を強く打っている場合は、たとえ症状が今は軽くてもしっかりと医療機関で検査を受ける必要があります。

「むちうち症」のタイプ

「むちうち症」は、どの部分をどのようにして負傷したかによってタイプが分類されますので解説していきます。

頚椎捻挫

頚椎捻挫(けいついねんざ)型のむちうち症は、首周辺の筋肉や神経が伸びたり、部分的に断裂を起こしたりします。主な症状は首周辺の痛みと動かすと痛い運動痛。

約70%がこの頚椎捻挫(けいついねんざ)といわれており、1〜3ヶ月くらいで症状が緩和することが多いようです。

神経根症

神経根症(しんけいこんしょう)とは、頚椎(くび)から枝分かれした「神経根」と呼ばれる部分が損傷するタイプです。

頚椎捻挫(けいついねんざ)の症状に加えて、しびれ、放散痛(ほうさんつう)、筋反射異常、筋力低下などの神経症状がみられます。

バレー・リュー症候群

バレー・リュー症候群とは、自律神経症状や、脳幹症状があらわれます。
頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、視力低下、聴力低下などです。

頚椎捻挫(けいついねんざ)の症状が治まった後でもこれらの症状が残ってしまうことがあります。

脊髄症

脊髄症(せきずいしょう)は、加齢により頚椎間(けいついかん)での頚椎(けいつい)の変化によって、脊髄を圧迫し症状が現れます。

手のしびれ、筋力の低下、指先を使う動作がしにくくなる(字を書いたり、お箸が使いにくくなったりなど。)などの症状です。

神経根症・バレー・リュー症候群

神経根症の症状とバレー・リュー症候群の症状が同時にでるタイプ。

むちうち 治療

「むちうち症」の治療法は「急性期」や「慢性期」、その方の症状によって異なります。
そして、「むちうち症」がひどくならないように普段から「予防」をしておくことが大切です。

急性期

急性期とは「むちうち症」を発症した初期のこと。

特に痛みが強く、動かすのも困難なはずです。これは「炎症」が起きていますので、無理に動かしてはいけません。運動をすることや、良かれと思ってマッサージやストレッチなどをしてはいけません。

まずは、安静が重要で動かさないことです。できるなら頚椎(けいつい)カラーという首のコルセットを着用することがよいでしょう。

もう1つ重要なことはアイシングをすること。炎症症状を起こしている部分は、かなり熱をもっているので、アイスパックや氷嚢(ひょうのう)の中に氷を入れて痛みのあるところを冷やすことで痛みが和らぎます。
15分冷やして5分休憩する。
これを、3回から5回繰り返します。

慢性期

急性期が過ぎて痛みが落ち着いてきた頃です。

炎症が落ち着いてきたので、血流を良くします。筋肉の硬さを取り除き、筋緊張を緩和することで血行が良くなり回復を早めます。軽いマッサージやストレッチをすることも有効です。

セルフケアで軽い運動やストレッチ、たっぷりと湯舟に浸かることも良いでしょう。

皆さんからの質問で、この切り替えのタイミングが難しいようです。
不安に思った時はご相談下さい。

普段から体の状態を良くしておく

「軽い痛みだから大丈夫!」
「ちょっと体がつらいけど、今は仕事が忙しいし時間ができたら整体に行こう!」
これは決して大丈夫とは言えません。少しでも症状が出ているのですから。

「大丈夫!」と思ったその日の帰りに交通事故に遭ってしまっては、よりひどい怪我になってしまいますし、治療する期間も延びてしまいます。

だからこそ、普段から良い状態を保っておくこと、これが自分の体への「予防」になります。

まとめ

今回は「むちうち症」について解説してきましたが、交通事故を起こしてしまったり、被害にあったり、遭遇してしまった時に重要なのは、「けが人の救護」です。

まずはけがをしている人を安全な場所へ移動させること。だけど、頭を打っている場合は無理に動かしてはいけません。そして、周りの安全を確保してから警察へ連絡し、救急車を手配しましょう。
1人で手に負えない場合は周りの人に助けを求めて下さい。

「むちうち症」についての対処法もお話し致しましたが、個人で判断をせずに1度は必ず検査を受けて下さい。解らないことがあれば当院まで連絡を頂ければと思います。

また、しっかりと痛みが取れるまで治療をしないとずっと障害として残ってしまうことがあります。

当院の治療の進め方としては、

  1. 根本療法
  2. 再発防止
  3. 無痛の特別な治療法
  4. 充実したカウンセリング
  5. 骨盤、歪みのチェック
  6. 効果確認
  7. お家でのアフターケア

を、「あなたに合わせた」、「あなただけの施術」をしています。

あなたと同じような症状をお持ちの方が多数ご来院されています。
受傷後の施術や予防の施術について、少しでも不安がある時はお早めにご相談ください。

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